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[ 2018年06月08日(金) ]

国内承認カラコン・未承認カラコンの違い

安心してカラーコンタクトレンズを利用してもらうためにも、必ず国内承認品をお買い求めください。


ここ数年ではあまり見かけなくなりましたが、以前は様々なショップや一部ショッピングモールなどで国内未承認のカラーコンタクトレンズが販売されていました。
いわゆる「輸入代行品」というものです。

現在では規制の強化によって、輸入代行品を国内の業者が取り扱うことはできなくなっています。
国内の会社が販売している場合は要注意!違法業者の可能性があります。

ただ、少し調べてみると国内の会社が「輸入代行品」として販売しているケースは見受けられませんが、海外の会社が自分の国から出荷(輸出)しているケースはまだ見受けられるようです。
日本語で販売が行われ、製品性能についても安心であることが謳われています。

しかし、このようなサイトでカラコンを買うことは、とても危険な行為なんです。
なぜなら、これらの製品は全て国内では未承認となっているからコンですし、いくら製品が「安全」であると謳われても、それは「完璧な安全」ではないからです。

少し話はそれますが、カラコンの使用暦が長い方はご存知かもしれませんが、カラーコンタクトのほとんどは韓国もしくは台湾で製造されています。
パッケージ裏面や添付文書などをご覧いただくこと、製造国の表記がありますので、興味ある方が見てみてください。

ちなみに、日本で製造販売されているカラーコンタクトレンズは、私たちの知る限り「フォーリンアイズ」(DESTINY INTERNATIONAL株式会社から販売)と言うブランドのみです。
※当店でも一部モールで取扱いがございます。
※同ブランド無いでも海外製造のものもございます。ご注意ください。

これは、日本にカラーコンタクトレンズを作る技術が無い・・・と言うよりは、人件費の問題で、単純に韓国や台湾で製造されるものが多いと言うところにあります。

つまり、結局のところ国内承認品を買っても未承認品を買っても、どちらにしても海外製カラコンであるわけです。
ではなぜ、「未承認」カラコンを買うことが危険な行為だ・・・と言うのでしょうか?

それは、「国内承認品」と「国内未承認品」では、とても大きな違いがあるからです。
その大きな違いは2つ。

「国内承認品は、日本の厚生労働省が定めた基準をクリアした製造方法・品質の製品しか存在しない」
ことと、
「万が一のトラブルが発生した時に、承認品の場合はきちんとメーカーに責任をとってもらえる」
と言う2点です。

国内承認品は、日本の厚生労働省が定めた基準をクリアした製造方法・品質の製品しか存在しない

日本国内で「承認品」としてカラーコンタクトレンズを販売することはとても大変です。
「カラコンを製造する工場(主に海外工場)」「カラコンを製造販売する会社(国内メーカー)」「カラコンを販売する会社(私たちのような販売店)」にはそれぞれ相応の資格や設備が必要ですし、工場やメーカーなどは国や専門機関の審査も必要です。
さらに、「工場で製造されたがカラコンが国内承認の基準に見たいしているか審査する機関」も存在し、徹底した品質管理や複数の機関による審査・チェックが入ります。

ここまでやって、ようやく国内で「承認品」としてカラーコンタクトレンズが販売されます。
つまり、「承認品」のカラコンは、一定の厳しい条件をクリアしたものしか存在していないわけです。

しかし、未承認品はそうは行きません。
どのような謳い文句で「製品は安全です」と説明しても、それはあくまで、製造工場と販売会社が「安全」と説明しているだけなので、国内承認品のような厳しいチェックはありません。
販売している会社が「安全」と謳っている。ただそれだけです。

承認品と未承認品。
どちらが安全かは一目瞭然ですよね。

万が一のトラブルが発生した時に、承認品の場合はきちんとメーカーに責任をとってもらえる

一般的にクリアコンタクトレンズも同様ですが、届いたカラーコンタクトレンズが不良品をだった場合、それに気付くのは「箱からレンズを取り出し、装用する前」と「実際に装用した後」です。
そして、この「不良品」が届いてしまったときに「承認品」と「未承認品」では、購入された方への保証にとても大きな差が出てしまいます。

【装用する前に気付いた場合】
装用する前に気付いた場合、販売店やメーカーに連絡することで、良品との無償交換などが可能になります。
その際の送料はもちろん、メーカーや販売店が負担します。

つまり、購入した人はほぼ「リスクゼロ」で、良品との交換ができるわけです。

もちろん、交換ができる条件などはありますが、お手元に問題のレンズがある場合はほぼ交換対応が可能です。
※稀にですが、明らかに良品との交換を目的として、不良品でないものをわざと不良品として連絡をされる方がおられますので、そういった場合は、メーカー・販売店協議の上でご案内させていただいております。

しかし、未承認品の場合はそうはいきません。
海外から発送されているものですので、交換してもらおうにも往復何日かかるかわかりませんし、そもそも出荷後の交換を、不良品の場合でも受け付けていないお店も存在するようです。
また、こういったお店は基本的に現地国のスタッフが対応しますので、日本語があやふやな場合も多く、かなり注意が必要です。

【装用後に気付いた場合】
こちらのケースでも、装用時すぐに気付いた場合は、「装用する前に気付いた場合」と同じくらいのリスクですみます。
しかし、最近では非常に稀なケースとなってはいますが、「最初はゴロゴロするけど、そのうちおさまるだろう・・・」と、レンズをつけ続けてしまったり、そもそも目に合っていないものを誤って装用してしまい、
目に何らかの症状が出てしまう場合があります。
※このほか、カラコンの貸し借りや二重レンズ装用など、誤った使い方をして目に異常が出てしまうケースもございます。

このような場合、国内承認のレンズであれば、「製造物責任法(PL法)」と言う法律が購入者を守ってくれます。

【製造物責任法って?】
簡単に説明すると、欠陥のあった製造物で生命や身体、財産などに損害が合った場合、被害者が製造業者(メーカー)に対して損害賠償を求めることができる法律です。
だからと言ってもどんなことでも「賠償!」というわけではなく、眼疾患などにかかってしまった場合などで利用できますし、メーカーに相談することで訴えるまでもなく、メーカー側から保証を申し出てくることもあります。

つまり、購入者は万が一のときは国の法律で守ってくれるわけですが、未承認品だとそうはいきません。
お店によっては何らかの保証をしてくれる可能性はありますが、「私たちに問題はありません」と突っぱねられてしまえばそれまで。
基本的には「自己責任」となってしまいます。

販売会社に対して賠償を求めようとしても、海外の会社を訴えるわけですのでとても大変。
とても個人できず、専門家の知識を借りることになります。

最後に・・・。
カラーコンタクトレンズを販売していると、ひと月に数件程度ですが、装用不良やレンズ破損など製品不良のご連絡をいただくことがございます。
こればかりは仕方の無いことなのですが、製品である以上、一定の割合で「不良品」が発生してしまいます。

もちろん、根本的に製品自体がおかしいものは販売されませんし、製造工場などで不良品が見つかった場合は破棄となります。
また、メーカーや私たちのような販売店でも、納品時に外箱が破損・汚損しているものなどは回収を行っております。

ただ、製品が製品なだけに、箱を開けて実際に試して異常が無いかを確認することができないものなので、実際にお客様のお手元へ届き、実際に開封・使用するまで不具合がわからないものが存在します。
つまり、いくら「未承認品でも安全です」「国内承認品と同じ工場で作っているから安全です」と謳われていたとしても、最初に書いたように、それは「完璧な安全」ではないんです。

また、国内で製造承認を受け「国内承認品」として販売されているものの中でも、稀にですが商品回収となるカラコンもございます。
製造上・使用上の問題はないが、製品仕様に記載の無い成分が入ってい事や、若干の使用誤記載などが原因となっているケースがほとんどなので、未承認品を選ぶよりは遥かに少ないリスクです。

「完璧な安全」に少しでも近づいてカラーコンタクトレンズを利用してもらうためにも、必ず国内承認品をお買い求めください。